サラン

 

今日は過激なタイトルです。

てか、珍しく怒っています。バラナシ以来ですが、今回の怒りの矛先は日本人です。

今日はエチオピア人の汚名返上のために書きます。

他人を批判するブログを見たくない方は、ブラウザ右上の×印を押してください。

クリックなんて要りません。

 

エチオピアでは、アディスアベバ(首都)とメケレ(ダナキル砂漠ツアーに行く町)に滞在しました。

僕は大概、行く前にその国の情報を調べます。
前にも書きましたが、かなり詳しくブログでまとめてくれている人がいるので助かります。
あまり観光地化されていない地域は、なかなか情報がないので個人ブログが頼りになります。

エチオピアも事前に散々ググってから行きました。

エチオピア、悪評が満載です。

とにかくうざい、騙される、ぼられる、スリ、飯がゲロまずい、etc…

良い評判は全然出てきません。

これだけ悪い噂がある以上、かなり用心してアディスアベバの空港に降り立ちました。

 

空港降りるとタクシーの運転手が声をかけてきます。

「Taxi?」

「No」

 

……

 

以上で会話終わりです。

しつこく話しかけられたり、勝手に荷物持っていかれたり(そういうブログがあった)するのかな、って思っていたから拍子抜けです。

「バスはどっち?」って聞くと、

「あっちだよ」か「分からない」って答えます。

これ、めっちゃ重要なんですけど、「分からない」ときに「I don’t Know」って言います。

インド人は絶対「I don’t Know」って言わないからね!全然知らないのに、「あっちだ!」、「こっちだ!」って。
エチオピア人はむしろ、「ごめん、分かんないや。」って感じです。

 

バス代も100倍くらい平気で請求されるって、ブログで見てきたので、大体の相場を調べておきました。

バスに乗る前に確認します。

「5ブル?」

「いや、3ブルだよ。」

※1ブル≒5.5円

え?ぼったくるどころか、正規料金教えてくれるし…。

 

後、町を歩いていると、囲まれたり、延々とまとわり付いてくるっていうのも見ました。

実際、こんな感じでした。

 

「ハイ、日本人?」

「そうだよ。」

「何してるんだ?ホテルを探してるのか?」

「そうだけど、あそこのホテルWi-Fi なかったからさ。」

すると、一緒に付いてきてホテルの親父に「Wi-Fi 使えるか?」って現地語で聞いてくれます。

いや、別に英語が通じるからいいんだけどさ…

最終的にホテルが決まっても「良かったな。」っていうだけで、金すら請求しない。

ホテルじゃなくて、バス会社や銀行なんかを探していてもそうでした。

 

本当にただただ、親切な人ばかりです。

あと面白いのは、日本人みたいに愛想笑いします。なんか共感持てます。
ヨーロッパみたいに、分からないとき(または関係ないとき)に露骨に「は?」って言う人はいません。

俺も貴洋も「むしろ、ヨーロッパより親切じゃね?」って言ってました。

非常に居心地が良いです。

 

飯がゲロまずいっていう評判も僕らは違いました。

日本人の評判をまとめると、くそまずいじゃなくて、限りなくゲロまずいですね。

エチオピアの主食はインジェラという食べ物です。

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みんな、これ食っています。

インジェラはクレープと蒸しパンの間みたいな生地です。
おそらく発酵させているため、酸っぱいです。

これも、「雑巾みたいな味がする」とか散々な書かれ方していました。

食べ物は好き嫌い別れると思います。

僕は、まぁアリです。

貴洋は大好物です。

たしかに、酸っぱいパンって食べたことないけど、日本だって酢飯食べるしね。

辛く煮込んだ肉や豆と一緒に食べたり、具とチリパウダーとインジェラを一緒に食べたりします。

酸っぱ辛いものって、酸辣湯とか冷麺とか結構あるし、インジェラもそういう味です。

見た目も灰色だし、嫌いな人がいるのは分かるけど、「ゲロまずい」は言いすぎだろ!って貴洋と話していました。
貴洋は、普通のパン残してインジェラ食うくらい気に入ってたしね。

だけど、ホテルであった日本人に聞いたら、「あれは、無理っす。」って言ってたので、癖があるし人によってはかなりきついのは事実です。

 

今回のブログで言いたいのは、エチオピアは良いところだぞ、ってことです。
俺はそう思うっていうことしか本当は書きたくないんですが、さすがに今回見たエチオピアの悪評はあまりにも現実とかけ離れていました。

もちろん、感じ方、捉え方なんて千差万別です。

実際、僕らは男二人だしそんなに絡まれやすくないと思います。

日本人女性が一人でいたら苦労することも多いかもしれません。

それを全てひっくるめても、誇張どころか嘘だとしか思えないようなブログの情報が検索上位に引っかかります。

これについて考えました。
正直、興味を引くために大げさに言ってるとしか思えません。

アフリカはしんどい、つらい、きついってブログはよく見るし、ハプニングに見舞われたり世界一周は大変だ、危険だ、だけど苦労する分素晴らしい、みたいなんよく見ます。
ええと、反吐が出るわ。

まだ、世界一周の途中ですが俺も貴洋も全然意見違います。

俺は日本で働いていた方が、大変だと思うし苦労も断然多いと思います。
だって、どんな理由をつけようが、その国からしたら遊びに来てるだけだからね。

僕の世界一周は楽しいだろうなぁとずっと思い描いていて、実際そのまんま楽しいです。

はっきり言って特に苦労もありません。

てか、大変だ、しんどいって言ってる外国人みないし。
だって、旅行って遊びに来てるんだからね。

だけど、「苦労もなく順調で楽しいですよー、あははー」って事実を書いてるよりも、ハプニングだとかしんどいことの方が興味を引くもんね。
俺だって、人の幸せより不幸の方が笑えると思うし。
そんな、穿った見かたしかできないけど、どう考えても一部の日本人の言ってることおかしいです。

ぼったくられているんじゃなくて、現地語も話せず、まして英語での交渉もちゃんとできないで、騙されたって言ってるとしか思えません。
ハプニングじゃなくてちゃんと、調べもせずに足を踏み入れているとしか思えません。

つまり、自分の能力不足や準備不足を不幸やハプニングに置き換えてます。

 

このブログ書いていたら、似た考えを持ち、俺にも書かせろという奴が真横にいたので、以下字体を変えて転載します。

 

世界一周をしたい人がブロガーに質問するのがこれ

「世界一周に行ってみてどうですか?」

その答えは概、

「行った方がいいとは言えないけど、行って後悔することはない。私は行って良かった。」

そもそも、人間は結果に対して言い訳するのが得意で、因果関係をうまく埋める生き物です。

ギャンブルで負けるのに「次は勝てる」と言い訳をして、その損すら後悔しない人がいくらでもいるんだから、世界一周で後悔なんてするわけないでしょ。

「行って後悔する」なんて答える人がほぼ皆無なのは脳の仕組みからしてもあくまで普通の結果です。

もし本当に「行ってほしい。そこでいい経験をしてほしい。」と思ってるなら、

なんでわざわざ世界一周のハードルを上げるようなことを書くのか、僕には疑問で仕方ありません。

もし現実に、そんなにハプニングが起こるなら、それはもう準備不足の一言に尽きます。

 

僕ら二人の一番言いたいことはこれです。

「日本人、嘘つきです。」

 

今まで行ってきた国の中で、エチオピア(人)がこんなに評判悪いのは本当に謎です。

観光客が少ない国だからこそ、個人ブログで書いている情報は重みを持ちます。
もう一回言いますが、僕も本当に重宝しています。
実際にとても役立ちます。
危険もあるし、事前に調べることは重要です。

けど、僕らの場合は、それによって最初はエチオピア人に対して失礼な気持ちを持っていたと思います。

偏見なく見ることって相当難しいと僕は思うけど、なるべくそう有りたいです。

 

あえて過激なタイトルにしましたが、僕らには「どう考えても嘘だろ!」って思うことばっかりでした。

だからこういう風に書いたし、少なすぎるよりは多くの情報があった方がバイアスも減ると思ってます。

あとは、エチオピア人の名誉のために書きたくなりました。

 

みなさん、エチオピア旅行良いですよ。

 

今日は尖ってます。
気が向いたらクリックして下さい。

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裕介
貴洋