サラン
サナア空港に着いた僕のバックパックは到着していませんでした。
たった1時間半の直行便でロストするなんて、思ってもいませんでした…
とりあえず、証明書をもらいに行ったんですが、英語ほぼ通じない…
サナア国際空港ですよ。国際空港。イエメンの首都だし。けど、ほぼ通じません。
てか 俺、アラビア語話せないし
結局、アラビア語圏には2週間くらいいたけど、ほとんど話せなかった…。
難しいんだよ、アラビア語…
ヒンドゥー語なんかは、3週間いれば、簡単な挨拶と買い物くらいできたのに…
手話と英単語を混ぜて話すと、「明日、荷物は来る」だそうです。
空港を出ると、ムハンマドが待っていました。
僕の荷物の事情を説明すると、「空港会社が荷物を受け取りに行くタクシー代を出すべきだ!」って言って、空港会社のオフィスに一緒に行ってくれます。
「$%””(=#$*+‘!!」
アラビア語でやり取りする、ムハンマド。
「なんて言ってるの?」
「荷物は明後日にならないと来ないって」
「え!?さっきの奴、明日の同じ時間に来るって言ってたよ!」
「明日は飛行機ないって」
…
…
マジで!?
明後日の朝に、ソコトラ島に行く予定だったので、明後日の便(夕方)で荷物が来ても受け取れません。
まじかよー、って言ってると、ムハンマドが「明後日、彼はソコトラ島に行くんだ、なんとかしてくれ!」って言ってくれます。
すると、数人に囲まれて、「落ち着け、無理だ、諦めろ」的な雰囲気に…
(アラビア語全く聞き取れんから分からん)
なおも引き下がらないムハンマド
すると、どこからか英語の話せる偉そうな奴が出てきた!
ムハンマドとともに、どうにかしてくれ!と懇願する俺。
「分かった、明日のEmiratesの便に積んでもらえるよう努力しよう。約束はできないが、全力は尽くす。」
俺がおーけーって言おうとしたら、ムハンマドが「絶対、明日送ってくれ!日本から来たんだぞ!」って
どんだけいい奴なんだよ、もう十分だよ、来なかったら諦めるよ
航空会社の連絡先を聞いて、タクシーでサナアのホテルに向かいました。
車中、ムハンマドから、同じ言葉を5回聞きました。本当に5回聞きました。
「新市街には行くな、アルカイーダに誘拐されるぞ」
…
アルカイーダを身近に感じる機会なんて人生であるとは思わなかった…
こうぇーよ!
勘弁してくれよ!!
ムハンマド曰く、旧市街は安全らしいです。
旧市街のホテルに着いた後は、ムハンマドのガイドのもと、旧市街を観光することに。
イエメン、すげーよ…
なんか、映画のセットみたい…、想像しうる、ザ・アラビアンって感じ…
石畳の道に、石造りの家があって、ターバン巻いてて、短剣差してて…
イエメン人、めっちゃ親切だし、危険な感じは分からなかったな。
街並み見てるだけでおもしろい!
晩御飯は、ムハンマドの家に招待してもらいました。
イエメン料理
中東全般に言えることだけど、そんなうまくないね。
翌日から、ラマダンを直に体験することになるとは…
ラマダン、たまらん。
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裕介